京都観光

京都観光のパークアンドライドとは?最適な駐車場について解説!

parkandride

京都というと清水寺、嵐山、金閣寺、伏見稲荷大社など観光名所が数えきれないほどあります。

一度でも週末などに京都観光へ行かれたことがある人ならご存じかと思いますが、とてもたくさんの観光客でごった返してますよね?

特に近年では、外国からの観光客が増えてきている中で、その傾向は顕著に出てきているかと思いますが、つまりはマイカーで来る方もたくさんいるわけで、『駐車場に駐車できない問題』が発生しているのです。

ここ1~2年は新型コロナウイルスの影響もあり、外国人の観光客はほとんどいませんが、新型コロナウイルスの影響がなくなれば必ず先に述べたような状況が戻ってくるでしょう。

このような駐車場問題が発生しているためか、ここ最近『パークアンドライド』という言葉を耳にしたりしますよね。

この『パークアンドライド』というのはマイカーで京都へ訪問されている方にとって、1つの選択肢が増えることになりますので、是非覚えてほしいと思っています。

そこで今回は「京都観光のパークアンドライドとは?最適な駐車場について解説!

」と題して、『パークアンドライドとは何なのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介していきたいと思います。

パークアンドライドとは?

それではまず、パークアンドライドとは何なのかについて解説していきたいと思います。

パークアンドライドとは

常時渋滞する地域の渋滞を緩和する事を目的として、マイカーと公共交通機関を効率的に使い分けて利用することを促進する取り組みのこと

となります。

要は渋滞・混雑している地域に車で訪問させない仕組みをつくることですね。

では、常時渋滞する地域とはどこを指すのでしょうか?

それは、

嵐山地区

東山地区

田の字地区

となります。

文字だけでは分かりづらいと思いますので、下記の地図を参考にしてください。他にも渋滞する地域は点在していますが、渋滞している地区はだいたいこの3つになるでしょう。

これらの地区については特に訪問する車の量に対して駐車場が圧倒的に不足しているという国土交通省のデータもあります。

データによると東山地区の場合、駐車場受入れ可能な台数が1,809台に対して、週末(休日)の車の流入量が7,879台となっており、流入している車の77%が駐車場難民になっています

少し古い資料ですので、実態は少し違うと思いますが、駐車場の量が不足しているということが分かりますね。

参考サイト:国土交通省(パークアンドライドの持続的運営方策の検討)

そこで、先の話に戻りますが、このような渋滞地区へ車ではなく電車やバスなどの公共交通機関を使ってきてもらうことで、観光者数を減らすことなく駐車場の不足や渋滞を無くし、問題を解決してしまおうというわけなんですね。

では、次に私たち車の利用者にとって『パークアンドライド』のメリットやデメリットは何なのかについて解説します。

パークアンドライドのメリット・デメリットについて

メリット

まず、パークアンドライドのメリットですが、

  • 少し離れた空いている地区の駐車場に駐車するため、渋滞する地区(目的地の地区)で駐車場を探す無駄な時間を使う必要が無い
  • 公共交通機関を利用するため、到着時間の予想などができ、計画的に行動ができる。
  • 渋滞地区より格段に安い駐車料金で駐車する事ができる
  • パークアンドライド指定の駐車場に駐車し、条件を満たすと駐車料金の割引が受けられる

という点が挙げられるでしょう。

デメリット

逆にデメリットですが、

  • 目的地から遠い場所に駐車し、公共交通機関を利用するため時間がかかる場合がある
  • 2つもしくは3つの交通機関(車・電車・バス)を利用しなければならないため面倒
  • パークアンドライド指定駐車場の駐車料金割引を受けるためには、Pitapaなどの交通系ICカードが必要となる駐車場がある。

という点が挙げられます。

ですので、多少不便で高くても『目的地の近くまで車で行きたい』、『目的地から車まで戻るのに近いほうがいい』という方には不向きとなります。

しかし、上記のメリット・デメリットを踏まえてもパークアンドライドしてみようかなという方は次に具体的にはパークアンドライドでどうやって行くのかについて解説していきますので参考にしてください。

具体的にパークアンドライドはどうするの?

それでは、パークアンドライドとはどうすればいいのか、ご紹介します。

①まず、パークアンドライドのパーク(駐車場)を探すことが大事です。

これは、近くに駅やバス停などがないとただ不便なだけですので、駅が近い駐車場を探しましょう。さらに安い駐車場の方がもちろんいいですよね。

②そして、自分の探している条件(目的地までの公共交通機関が利用しやすい、安いなど)駐車場が見つかれば駐車し、公共交通機関を利用して目的地まで行くだけです。

といっても、どうやって探せばいいか分からないという方のために参考にできるサイトをご紹介しておきます。

駐車場探しの際に参考にできるサイトとしてはありきたりですが、京都市情報館という京都市都市計画局歩くまち京都推進室が運営しているサイトがありますので、参考にしてください。

参考サイト:京都市情報館(京都市都市計画局歩くまち京都推進室)

そして、ここに掲載しているパークアンドライド推進の駐車場を利用すると、条件がありますが、駐車料金の割引もありますので、お得ですよ。

それでは目的地はそれぞれ違うでしょうから、このサイトの中から安い、割引の条件ハードルが低い駐車場をご紹介します

安くて割引のある駐車場

ここでは、京都市内で駐車最大料金が1000円以下、パークアンドライドの割引料金がある駐車場をご紹介します。

タイムズ西大路三条

【住所】京都府京都市右京区西院上今田町25-2

【料金】駐車後24時間 最大料金770円

8:00-20:00  60分 220円、20:00-8:00  60分 110円

【収容台数】24台

【営業時間】24時間

【距離】京福電気鉄道『西大路三条』駅まで徒歩2分

【パーク&ライド優待料金】西大路三条駅を嵐電IC/PiTaPa/ICOCAでご降車の方、駐車料金200円優待

タイムズ北野白梅町駅前

【住所】京都府京都市北区北野上白梅町5

【料金】月〜金 最大料金660円(24時迄)  40分 220円

土・日・祝 最大料金770円(24時迄)  40分 220円

【収容台数】39台

【営業時間】24時間

【距離】京都嵐山電鉄『北野白梅町』駅まで徒歩2分

【パーク&ライド優待料金】嵐電北野白梅町駅を嵐電IC/PiTaPa/ICOCAご降車の方駐車料金200円優待

タイムズJR二条駅前

【住所】京都府京都市中京区西ノ京小倉町104

【料金】月〜金 最大料金660円(24時迄)  60分 220円

土・日・祝 最大料金990円(24時迄)  60分 220円

【収容台数】61台

【営業時間】24時間

【距離】JR『二条』駅まで徒歩3分、地下鉄『二条』駅まで徒歩4分

【パーク&ライド優待料金】JR二条駅、地下鉄二条駅をICOCA/PiTaPa降車の方、駐車料金100円優待

 

タイムズ京阪六地蔵駅前

【住所】〒612-8007 京都府京都市伏見区桃山町因幡2

【料金】全日 最大料金660円  60分 220円

【収容台数】31台

【営業時間】24時間

【距離】京阪『六地蔵』駅まで徒歩3分、JR『六地蔵』駅まで徒歩7分、地下鉄『六地蔵』駅まで徒歩9分

【パーク&ライド優待料金】京阪/JR/地下鉄六地蔵駅をICカードでご降車の方、駐車料金200円優待

駐車料金の割引が受けられるのはタイムズ系列の駐車場が多いので、割引の受け方について、参考サイトを掲載しておきます。

参考サイト:タイムズ(交通ICパーク&ライド(パークアンドライド)の使い方)

まとめ

ということで、今回は「京都観光のパークアンドライドとは?最適な駐車場について解説!」と題して解説してきましたがいかがだったでしょうか。

今回の内容をまとめておきますと、

まとめ

・パークアンドライドとは、車で渋滞する地域へマイカーと公共交通機関を効率的に使い分けて利用することを促進する取り組みのこと

・京都の渋滞する地域とは、嵐山地区、東山地区、田の字地区あたり

・メリットは

①空きの駐車場を探す時間を省ける

②公共交通機関なので、到着時間の予測ができる

③指定の駐車場に駐車し、条件を満たすと駐車料金の割引が受けられるなどがある

・デメリットは

①目的地から遠い場所に駐車し公共交通機関を利用するため時間がかかる

②2つもしくは3つの交通機関(車・電車・バス)を利用する必要があるため面倒

③指定駐車場の駐車料金割引を受けるためには、交通系ICカードが必要となる

ということでしたね?

もちろん近くで駐車場を探すもよし、パークアンドライドで目的地を目指すもよしですが、今回、記事を読んだあなたは、1つの選択肢が増えたと思います。

もし、駐車場が満車になるような混雑する時期に京都へ行き、駐車場が無い時はぜひ『パークアンドライドがあったな』と思い出して、使ってみてくださいね。