失敗しない ソーシャル分析 (第3回)

第3回 PPDACサイクル D、A、Cとは

今回は「PPDACサイクル」の残りの「D、A、C」についてです。
Dは「Data データの収集」、Aは「Analytics データ分析」、Cは「Conclusion 結論と新たな課題の設定」になります。

3. Data データの収集

基本的には“Plan”で設定した内容を考慮してデータを収を行います。

3-1. どのデータ(媒体)で調査を行うのか
ソーシャルメディア(媒体)はそれぞれユーザー層が異なるため、どのような分析にどのようなソーシャルメディアが適しているかを考慮し、選択する必要があります。

・Twitter
 特徴:他のソーシャルメディアよりも投稿量が多い
 用途:キャンペーンの効果測定や若年層のリスニング調査に活用。
    ソーシャル分析では中心的な分析対象となる媒体。

・ブログ
 特徴:感想や購入理由などといった深い情報を書きやすい媒体。
    ジャンルを指定しているブログもあるので、特化したジャンルの情報が取れる。
 用途:消費者の本音や購買プロセスの確認、キャンペーンの効果測定などに活用。

・掲示板
 特徴:投稿数は少ないが、商品、サービスの利用者などが知りたい事や疑問点の書き込みがよく見られる。
    関係のない話が少ない傾向にあるため、調べやすい。
    一部の掲示板では誹謗中傷が書き込まれることが頻繁にあり、炎上が発生しやすいものもある。
 用途:企業と商品、サービスの利用者の認識の違いを見つけるのに向いている。
    また、誹謗中傷が多いサイトでは、コアユーザの評価やリスクモニタリングに活用。

・ニュースサイト
 特徴:記事1つの情報拡散力が他媒体よりも強い傾向
 用途:投稿量増加の起点を調査に向いている。


   

3-2. どのようなキーワードでデータを取得するのか
候補となるキーワードは、商品/サービスのの公式名称だけではありません。
非公式な名称や略称など「消費者(ユーザー)がその商品/サービスを指すときに使いそうな単語」も対象キーワードに設定する必要があります。

 1. 正式/略称、英語/片仮名/平仮名表記など、
  ユーザーに呼ばれそうなキーワードをOR条件で設定して、
  幅広く検索にヒットさせる
 2. 上記で検索した結果の投稿内容を見て、関係ない投稿が含まれ
  ていないかをチェックする。
 3. 関係ないものがあれば除外する。

3-3. 調査対象の期間
直近の期間するのか、前年同月比で比較するのか、調査目的に合わせ、調査期間を設定します。


4. Analytics データ分析

ソーシャル分析の「分析」とは「比べること」です。
同一条件で比べるものを用意し、違いや関係を見ていきます。
何を比べるか(分析方法)は、2つのP、Problem、Planに設定した内容に沿って、検討を行います。

まずは取得したデータの全体の傾向を俯瞰してチェックします。
そのあとは調査目的にによって異なりますが、下記の視点から有効な比較方法を選択し、組み合わせて調査を行います。

「期間による比較」⇒ 時間経過による変化をみる
  e.g. キャンペーン前後の比較

「競合との比較」⇒ 複数の指標を競合と比較
  e.g. 競合と投稿数を比較

「話題の比較」⇒ 話題内容の定量化による特徴の明確化
  e.g. 肯定/否定の話題となったものは何で、どのくらいの数があったか

「属性での比較」⇒ 自社商品(サービス)に反応しているユーザの把握
  e.g. 自社商品に関する投稿者は映画の話題が多い

※組み合わせの例
 「競合との比較」と「期間による比較」
 ある一定の期間で競合と比較してどちらが話題になっていたか → 世の中の注目度をみる


5. Conclusion 結論と新たな課題の設定

4. Analytics データ分析の結果に基づいて、最初に考えた問題点に対しての答え(結論)を導き出します。
この時点で問題に対する結論が出れば、分析は終了となります。
もし、問題に対して結論がでない場合はもう一度、調査を行う必要があるので、新たな課題の設定が必要となります。
再度、PPDACのPに立ち戻って新たな課題に対する分析を行ないます。


第4回では具体的な調査方法について説明します。

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